小児脳腫瘍の放射線療法
兵庫県立成人病センター放射線科   副島 俊典

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放射線療法の実際

放射線療法を行う装置は以前はコバルト60遠隔治療装置というものが使われていました。 これが一般に“コバルトをあてる”という表現の元になっています。しかし,現在の放射線療法は リニアックという高エネルギーX線を照射できる装置を用いることの方が一般的です。 リニアックの治療風景を図1に示します。

図1;リニアック
放射線療法1  放射線療法2

また,放射線治療は通常は1日1回数分間の治療を20回から35回程度行います。 4週間から7週間治療にかかるのですが,これは1回で照射すると合併症が急性合併症も晩期合 併症も増加するので分けて治療すると考えていただければ結構です。 ただし,わけて治療することにより毎回毎回同じように治療する必要があり,これは放射線技師の 方々に非常にお世話になるところです。ただ,普通にねただけで照射野をあわせるのは大変苦労が あるので,最近ではシェルといったお面のような固定具を作って治療するようになっています(図2)。

図2;シェル
放射線療法3

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