髄芽腫とPNET
大阪市立総合医療センター小児血液腫瘍科部長   原 純一

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小児脳腫瘍コンソーシアムの治療法

 当グループでは現在、照射量を減じた放射線療法に化学療法を併用する3歳以上を対象とした臨床試験を実施中である。詳細は「現在実施中の臨床試験」のページに記したが、以下に概略を示す。標準リスクは全脳全脊髄に18Gy、局所へは50Gyと減量して用い(ただし12歳以上は全脳脊髄は24Gy)、シスプラチン、シクロフォスファミド、エトポシド、ビンクリスチンを組み合わせた化学療法を合計5コース行う。脊髄への転移がある場合は全脳脊髄18Gy、局所55Gyの放射線治療に5コース目の化学療法を大量化学療法に置き換えて実施する。3歳未満では放射線治療は全く行わず、4コースの化学療法と2回の大量化学療法を実施して治療を終了する。本試験は倫理委員会の承認を受けた施設で実施中である。

図9
治療スケジュール
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