終了致しました。
有難うございました!

おかげさまで小児がん・脳腫瘍全国大会第10回目の記念大会!感謝いたします!

“ストレスから、生命いのちの躍動へ”
~From Stress to Elan Vital~

Elan Vital(エラン・ヴィタール)とは、フランスの哲学者ベルクソンの言葉で「生の躍動」とか「生命の飛躍」などと訳され、「創造的進化の原動力を表す」とされています。
今回の大会では、ストレスに気づき乗り越える方法を学ぶだけでなく、運動や音楽を通じて内なるいのちの躍動を歓ぶこと、むしろそうした状況を成長の糧にして飛躍すること、をみんなで学びたいと思います!

大会概要

8月5日(土)

  • 小児がん経験者の晩期合併症とストレスについて
  • 藤崎弘之(大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科副部長)
  • 最近の統計では小児がん経験者は推計で約13 万人。 約4 割が晩期合併症を患うとされています。その意味からもPTSDを含めて小児がん経験者におけるストレス対策は重要です。 海外ではどのような取り組みがなされているかについてご紹介いただきます。

  • 人生の新しい扉をひらく ~がん体験後の心理的成長~
  • 清水 研(国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科長)
  • がん体験により多くの喪失を体験する一方で、今日一日を生きることはもはや当たり前のことではなくなり、自分にとって本当に大切なものに取り組むようになる方もいらっしゃいます。がん体験後の心理的成長、そして成長を育むために物語ること(ナラティブアプ ローチ)の大切さにも触れながらお話しいただきます。

  • 知っていますか? 臨床研究
  • 仁谷千賀(大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科医長)
  • 希少疾患やリスクによって標準治療がない、あるいは効かない場合の選択肢として、臨床研究に参加して新しい治療を受ける方法があります。過去一年間で動いた臨床研究を紹介し、どこでどう調べてどんな手続きを取れば参加できるのか、お話しいただきます。

  • 特別支援教育における生徒へのストレス指導
  • 丹羽 登(関西学院大学教育学部教授)
  • ストレスマネジメントは特別支援教育の現場でも大きな課題となっています。「自分がどんなときにストレスを感じるかを知り、リラックス体験を通してストレス対処法を身につけること」を目標に授業が行われることもあります。教師や親が留意すべき事柄についてお話しいただきます。

  • 脳は変化する。回復をあきらめてはいけない
  • 柳澤隆昭(東京慈恵会医科大学 脳神経外科学講座 教授)
  • 人間の中枢神経系は、いったん形成されるとその後はあまり変化がないと以前は考えられてきましたが、近年可塑的に自らを回復させる能力を持っていることが分かってきました。カナダの精神科医ノーマン・ドイジの著作に紹介された運動、音楽、ニューロフィードバックから更にその後の試みまで、未来への希望につながる最新知見をご紹介いただきます。

  • 全国大会10回開催記念 大懇親会
  • 折り鶴仲間とともに国際会館スワンで懇親致しましょう。
    医療、教育関係者、患児、家族、コメディカル全員集合
    会費 5,000 円程度(小学生1,000 円程度/中学生2,000 円程度/高校生3,000 円程度)

8月6日(日)

  • 小児がん患児家族セッション 「やってみよう、ストレスチェック」
  • 進行役:安道照子(エスビューロー代表理事)、長澤正敏(事務局長)
  • オブザーバー:竹田伸子(大阪彩都心理センター 臨床心理士)

  • 子どものストレス。親にできる3 つの工夫
  • 竹田伸子(大阪彩都心理センター 臨床心理士)
  • 子どもがストレスや不安を感じているとき、親はどう応答すればよいのでしょうか。親にできる工夫について、子どもの心の発達、アタッチメント(attachment)理論、ペアレントトレーニングの視点からお話しいただきます頂きます。

  • 知っていますか? 遺伝子検査とテーラーメイド医療
  • 山崎夏維(大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科 医長)
  • 患者さんの腫瘍の持つ個々の遺伝子の異常を調べる事で、その遺伝情報に基づいた新たな治療薬が見つかる機会が増えてきています。見つかった有効な薬剤を実際に患者さんに提供するためのテーラーメイド医療の体制づくりと、偶然見つかった腫瘍を発生しやすい遺伝的素因についての情報をどのように患者さんとご家族に伝えるかが今後の課題です。

  • 運動がうつの予防や改善に役立つ
  • 島田昌一(大阪大学大学院医学系研究科解剖学講座(神経細胞生物学)教授)
  • 脳の海馬では新しい神経細胞を一生を通して作っています。運動をすると脳内でセロトニンの放出が増え、この新しい神経細胞の産生が活発になります。このことは「抗うつ」および「スト レス対策」に光明となるばかりでなく、「記憶機能」の向上にも繋がります。

  • 運動+音楽は認知機能の維持・改善に効果!
  • 佐藤正之(三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座 准教授)
  • 運動だけをするよりも音楽に合わせて体を動かす方が、視空間認知、全般性知能、精神運動速度などが有意に改善することが分かりました。体操と音楽の組み合わせが認知機能の維持、改善に役立つことを明らかにした地域介入研究についてお話ししていただきます。

  • ドラムサークルのちから ~引き出される可能性~
  • 野口明子(ドラムサークル・ファシリテーター)
  • セロトニン神経を活性化するリズム運動としてのドラムサークルはストレスケアだけでなく癒しや自己肯定感そしてフレンドシップなど様々なものが生まれてきます。アクティビティ実践によって引き出される子ども達の可能性についてお話しいただきます。

  • フォトストーリー&エンディング
  • サマースクール二日間の楽しい思い出をフォトストーリーで回想し、毎年恒例のL.B.Lチャリティーの皆様と大会を締めくくる音楽を発表します。今年はドラムサークルを交えての楽曲披露の予定です!是非、子供たちの素晴らしい勇姿をご覧下さい。

第6期ロスカレッジ *予約制(対象:小児がん喪失家族)


  • 8月5日(土曜日)
  • ①喪失ピア個別相談(1 件につき約50 分程度)
  • わが子の喪失に関連した悩み(ご自身の事、きょうだいの事、夫、親族、法要の事など)を個別に聞いてほしいお母様、同じ病気や同じ年頃でわが子を亡くした方と話をしてみたいお母様が対象です。
  • 昼食(昼食からの参加も歓迎いたします)
  • Room 552 のお部屋で喪失仲間と昼弁当を頂きます。*昼弁当 1,100 円程度
  • ② 折り鶴プロジェクト
  • 13:30以降自由にご参加ください(ティータイム15:00 頃/茶菓子代500 円程度) 亡くなったわが子の為に同じ思いのご家族同志で話をしながら金色のミニ折り紙で鶴を折り『鶴の木』を完成させましょう。

  • 8月6日(日曜日)
  • ③ ロスカレッジツアー
  • 参加費用:お一人様5,000 円+ 送迎バス代(申込み人数によりバス代は変わります)
  • 比叡山の凛とした空気の中、ゆったりと坐禅や写経を行い、じっくりと自分自身を見つめなおしてください。
  • 国立京都国際会館または京都駅集合(10:00)
  • 貸し切りバスにて(5 名以上で催行)延暦寺会館(世界遺産 比叡山延暦寺の宿坊)へ。
  • 座禅体験(11:00)
  • ①坐禅の説明(25 分) ②坐禅(20 分)③説法(15 分)
  • 座昼食(12:00~13:00)
  • 精進弁当もしくは精進懐石膳を頂きます。
  • 写経体験(13:00~14:30)90分程度
  • 自由解散

サマースクール


  • 小児がん経験者とそのきょうだいのためのサマースクールシーズン7
  • 今大会で7 回目となる『サマースクール』は、小児がん経験者(きょうだい含む)の交流とコミュニティ形成を目的に毎年プログラムを企画しています。この機会に親御さんは是非講座に参加し新しい情報に触れ横の繋がりを深めて下さい。

参加申し込み


  • 大会申し込み(ロスカレッジ含む)
  • お申し込みは、下記より大会申し込み用紙をダウンロードして頂きにご記入ください。尚、ご提供いただいた個人情報は、提供された目的以外に利用(開示)することは一切ありません。
  • 申し込みは7月31日(月)必着とさせて頂きます。
  • 会場は飲食物の持ち込みは禁止されております。昼休憩は時間が限られていますので昼弁当等の申し込みをお勧めいたしますが、無断で欠席された場合はキャンセル料が発生することがございます。ご了承ください。
  • 大会参加申込書(WORD形式)ダウンロードはこちら!
  • ※上記申込書ダウンロードして頂き、記載の上メールまたは郵送、FAXでお申し込み下さい。
    ※Email : esbureau@hcn.zaq.ne.jp
    ※FAX 072-622-6730
    ※送付住所 〒567-0046 大阪府茨木市南春日丘7丁目5番8号 NPO法人エスビューロー 宛


  • サマースクールシーズン7 申し込み
  • お申し込みは、下記よりサマースクール申し込み用紙をダウンロードして頂きにご記入ください(定員20名・先着順)
  • サマースクールの申し込みは7月31日(月)必着とさせて頂きます。2日間参加される方を優先いたします。尚、締切日前でも定員20名に達しましたら締切とさせて頂きます。
  • 遠方から参加のため初日集合時刻に間に合わない方は到着予定時刻をお知らせください。
  • 2名以上同時にお申し込みで住所が同一の場合は、最初の1名分のみご記入ください。
  • サマースクールの実費は5,500 円 ~ 6,000 円の予定です。
  • 必ずお飲物をご持参ください。
  • サマースクール参加申込書(WORD形式)ダウンロードはこちら!
  • ※上記申込書ダウンロードして頂き、記載の上メールまたは郵送、FAXでお申し込み下さい。
    ※Email : esbureau@hcn.zaq.ne.jp
    ※FAX 072-622-6730
    ※送付住所 〒567-0046 大阪府茨木市南春日丘7丁目5番8号 NPO法人エスビューロー 宛

  • エスビューロー(Es Bureau)とは

    「患児の大切な命」を中心に、それを囲む家族とドクター、ナースなどの医療従事者、その他さまざまな人たちが、お互いに理解し合い歩み寄る橋渡しとなるべく、阪大小児科で入院生活をともにした母親と、当時診ていただいていた小児科の原医師、小児外科の草深医師とともに発足いたしました。厳しい治療、長期入院、またそこから発生するストレスや不安と日々闘っておられる患児とそのご家族。医療が進歩したと言えどもまだ多くの課題や困難をかかえている状況下、患者さんの切実な願いに対して、努力を重ね治療に臨んでくださっている医療者の方々。双方における精神的負担を、円滑なコミュニケーションと相互理解により100分の1でも緩和できるよう、また必要な知識とコミュニティの提供ができる様々な活動をおこなっています。

  • 「この法人は、医療従事者と患者側のコミュニケーションを促進する・・・などの事業を行うことによって相互の理解を深め・・・双方の精神的負担の軽減に寄与することを目的とする」

    これが当団体の定款に定められた目的です。すなわち”医療者と共に設立された団体である”という特色を活かし医療者と患者の中間で相互のコミュニケーションを促進する、またはその仕組みを作ることこそ第1のミッションです。医療者は患者の気持ちをもっとよく知り、患者は医療者の本意に耳を傾けるならば、もっと医療はよくなるはずだと私たちは思っています。

  • エスビューロー ミッション

    一人で闘病するよりも、励ましあえる仲間とともに歩むほうが治療成績もよいと考えられています。患者同士のコミュニティや患者家族のコミュニティができるならば、病気の内容と治療方法、晩期障害や心的障害など互いに必要なナレッジ(知識)を蓄積して行けるでしょう。私たちの闘病経験から得た知恵を外部の研究成果を踏まえてアレンジし、後輩に活用してもらうことが続いていくなら、つらい体験もまた意味を持つといえます。ナレッジと人が交流するコミュニティづくりが、もう1つのミッションであると考えています。

  • ご寄付のお願い

    エスビューローの活動は、みなさまのご寄付で支えられています。今後も継続的に活動を支援していただけるみなさまを募集しております。 患児・家族を支えるエスビューローの活動に対する、みなさまからの暖かいご支援がとても大切です。ぜひともよろしくご協力をお願い致します。
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